いつもご覧いただきありがとうございます!
今日は革の経年変化についてです。
そもそも、革が経年変化するって何??
簡単にいうと、革製品を長く使用していると
だんだん出てくるツヤやアジのことです。
革好きの方は革を育てると言ったりします。
下の写真のように左が使用前、右が4年ほど使用の鞄です。
きれいにツヤが出てますね。
少し革がくたっとしています。
本体も持ち手もずいぶん黒くなっています。
革は使うほど柔らかくなります。
毎日使えば汗や汚れもどうしたってついてしまいます。
そういったことも全部含めてアジになっているのが
革の魅力的なところだと思います。
これが革の経年変化です。
余談ですがこの経年変化した鞄を
サンプルとして店頭に置いておきますと、
これが欲しいという
お客様が結構いらっしゃるんです!
(残念ながらお売りできないので、お断りしています。)
経年変化を楽しむ
INDEEDの革はタンニンなめしをしているものが多いです。
ものすごーく簡単に言いますが、このタンニンなめしの革は
ミモザなど天然素材の入った溶液に漬け込み
皮をくさらない素材へと作り上げた素材です。
さかのぼると古代エジプトからこの手法はあったとか。
使っていくうちにツヤが増し、アジとなる革らしい革なのです。
なので、INDEED製品でもありますが防水や撥水だったり
傷がつきにくいように表面に加工をしているような
革はタンニンなめしではない場合が
多いのでキレイな経年変化は見られません。
タンニンなめしであっても、
キレイなツヤを出したり味をだすには
メンテナンスやお手入れが欠かせません!
メンテナンスは劣化を防ぐためでもあり、
よいエイジングのためでも、あるわけです。
長く使って、この経年変化を是非楽しんでください。
汚れも傷もいいアジになりますように。
もっと深く革のことを知りたい方はこちらからどうぞ
革とひとくくりに言ってますが、
本当はいろんな種類があります。
なめし・染色・加工など革の種類によって違います。
ひとことでは語れないのでここでは省略させていただきますが
こちらで詳しく説明していますので
ご興味ある方はどうぞ。→INDEEDの革について
このほかメンテナンスについての記事はこちらをクリックしてください。