革ができるまで

知ってるようで知らない革やカバンのこと vol.4「乾燥・漉き・染色」

こんにちはweb担当のikeです。

残暑厳しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。気が付けばもう8月もあと数日。

 

さて、タンニンにゆっくり時間をかけて漬け、洗浄、加脂までご紹介しました。これで終わらないのが革づくりです。

【均一でない革を一定の厚さにする】

洗って加脂をし柔らかくなったところで、セッターと呼ばれるロール状の大きな機械でプレスしながら伸ばしていきます。動物の皮が都合よく均一な厚みのわけがなく、やわらかくなるまで交互にこの作業は繰り返されるそうです。

そして1週間以上かけて吊り下げて自然乾燥。機械で乾燥させると肌荒れなどのダメージがあるために、自然乾燥させます。半乾きの状態で伸ばし、さらに自然乾燥。

 革ができるまで

【オーダーによって分かれていく工程】

ベルトや鞄、靴など製品によって必要な厚みも変わってきます。そこで次は『革漉き』という作業。

センターの圧でも整えられない不均等な厚みを漉く(すく)ことによってオーダー通りの厚みにしていきます。

ここではすでに肌色をした、みなさんの想像するヌメ革となっています。

革ができるまで

【いよいよ染色】

ここまでに革の柔らかさの調節や風合いなど、オーダーに合わせ漉いたり漬けたり伸ばしたりをくりかえします。そしていよいよ染色ですが、まずは下地をドラムを使い均一に色付けします。

完成まであとちょっと!!

 

つづきはまた

 

 

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革ができるまで

知ってるようで知らない革やカバンのこと vol.3「ベジタブルタンニン鞣し」

こんにちはweb担当のikeです。

猛暑というか酷暑が続いております。夜中まで暑い!

男性の日傘を広めようというキャンペーンもあちこちでやっているようですが、ぜひ傘オススメです。それも普通の雨傘ではなく日傘であることが重要!全然暑さが違うんですよ!!

さて、皮から革への道のりをご紹介しておりますが、今日は鞣す(なめす)という工程です

 

【ベジタブルタンニンなめし】

ミモザなど植物由来のタンニン溶解液が入った槽に濃度を変えながら半月以上、長いもので半年以上長い時間をかけて漬け込んでいきます。まずは濃度の低い槽へ。重たい皮は、何枚も釣り下がったクレーンで漬け込まれていきます。蛍光灯や太陽光が入ると品質に変化が出てしまうので、作業場は電気がなく薄暗く広いピット槽がずらっとあるので迫力があります。

漬け込んでいる間はキコキコとシーソーのように自動で揺らしています。こうやって繊維内にタンニンを浸透させていくのですね。

革ができるまで【長期間タンニンに付け込まれてきた革は再度大きなドラムで洗浄】

そしてサミングという大きな専用の機械で水分をとりのぞき、皮の内部にある水分を抜くことで腐敗を防ぎます。半身の革としても重さは20㎏ほどあるそうなので、男性二人でもかなりな重量だとおもいます。

革ができるまで【水分を抜いた革はすぐに硬くなる】

すぐさま巨大なドラムに革とオイルを投入し、回しながらオイルを浸透させていきます。オイルの浸透により革にやわらかさとツヤ、伸縮性や耐久性を高める革の良さが一気に手に入る工程です。

そして吊り下げられた革は自然乾燥していきます。

つづきはまた

 

 

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背割り

知ってるようで知らない革やカバンのこと Vol.2「皮をなめす前に」

こんにちはweb担当のikeです。

梅雨明けちゃいました?と思うほど快晴。さらにこの先も雨マークが見当たらないラスティカ周辺のお天気予報。

みなさん、急激に上がった湿度と気温にお気をつけください!
 

【半分に切る 背割り】

塩漬けを水洗いで落とし、毛皮がくっきりと蘇った状態となりました。

広げるととっても大きいです。

このままでは水分を含んだ革は重すぎるし、このあとの工程も大きすぎて大変です。

そこで丁度背骨あたりになる真ん中でカット(背割り)し、半分サイズ【半裁(はんさい)】に。

 

 

 

【皮を石灰に漬け込む】

石灰乳と呼ばれる液に皮を漬け込み、毛などを溶かします。

脱毛しやすくなり、脂肪なども分解し、皮内部のコラーゲン繊維もほぐすため

1週間から10日ほどかけ、濃度が違う槽にローラーで引き揚げては移して行います。

この時皮をアルカリ性に変わることも、なめす工程ではとても大切だそうです。

皮が膨らんでぷりっとしてきました。

 

続きはまた

 

 

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原皮塩漬け

知ってるようで知らない革やカバンのこと。「皮から革への第一歩は水洗いから」

こんにちはweb担当のikeです。

ひとたびお天気になると気温がぐんぐん上がり、周りには風邪をひいている人がたくさんいます。

みなさまも寒暖の差にお気をつけください。

 

原皮は塩漬けにされている

さて本日は、身近にある革がどうやって製品の元となる革になっていくかという内容です。

革は、タンナーと呼ばれる革を鞣す職人によって作られていきます。

 

多くは海外から輸入された牛や豚の革ですが、腐らないよう塩漬けにされて届きます。それでも置いておくと虫に食べられて穴だらけになってしまいます。

まず最初の工程は大きなドラム型の機械で大量の水を使い洗い落とします。

ぐるんぐるん大きなドラムが回りながら洗浄し、塩や汚れを取っていきます。

時々ジャバーンっと大量の水を吐き出します。それはもうド迫力。

ドラム洗浄

 

drum

この時はまだ牛なら1頭分のままの大きさなのでかなり大きい皮。この後『背割り』という背骨のところで半分に切る作業をし、それ以降の作業が進んでいきます。

まだまだ牛の個性ある毛の色がある状態なのがわかりますね。

洗浄後の皮

 

 

牛を実際に近くで見ても大きさに圧倒されますが、皮の状態も「これほど大きいのか!」と大きさに迫力があります。

 

皮は食肉の副産物ですが、無駄なく丁寧に余すところなく使いたいと、INDEEDではカバン作りでどうしても出てしまう端革で、小物を作る取り組みなどを積極的に行っています。

 

続きはまた

 

 

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ラスティカでピックアップした季節にぴったりな商品を特別価格で販売いたします。

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INDEED直営店

革カバンの修理のこと

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
店長の星です。

いろいろとメンテナンスのことを書いてきましたが
日常的にメンテナンスを行っていても、3年・・・5年と
使用が長くなってくるとどこかが壊れてしまう・・・
なんてことも少なくはありません。

【革カバンは修理できます!】

そんな時は迷わずすぐに、ラスティカスタッフへご相談を!
多くは修理が可能です。
INDEED製品であればラスティカで購入していなくても
大丈夫です。
※INDEED製品のみの対応となりますこと、ご了承ください。

【カバン修理のご相談で多い事例】

・ファスナーの破損
・ハンドル(持ち手)の破損
・金具・部品の破損や紛失
・糸のほつれ
・革の擦れや退色
などです。

まずご相談下さい。

【修理が難しいケースもあります】

次のような場合は修理が難しいことがあります。

・革の劣化がひどい
・製品が古い

上記などの理由で修理できない場合は、そのままご返却
となりますのでご了承ください。

修理内容や状態によって価格や修理期間は異なります。
お見積りは無料です。
鞄をお預けいただくか、メールで修理箇所の写真をお送りください。
メールの場合は、概算でのお見積りになりますので実際にお預かりして
からお見積りが変動する場合もございます。

お見積りの段階でお断りいただいてももちろん構いません。

◆修理期間は修理開始からご返却まで約1か月◆

お見積りにご了承をいただけたら、修理が開始になります。
ここから約1か月かかります。
場合によってはもっとお時間がかかることもあります。
必ず余裕を持ってお預けください。

 

 

まずはお気軽にご相談下さい!

修理できるかな?価格はどのくらいかな?
などなど、お気軽にお電話ください。もちろんご来店もお待ちしております!

 

お問い合わせはこちら↓

rustica@yes-indeed.com
03-3467-4005

原皮

知ってるようで知らない革やカバンのこと。「鞣す(なめす)とはどうゆうことをいうのか」の巻

こんにちは。ラスティカスタッフのikeです。

だいぶカバンに携わる仕事も長くなってきて、カバンに関する用語を普通に使ってしまっていますが、果たしてこれは一般的な言葉なのか、ごく一部だけの専門用語なのか区別がつかなくなっている今日この頃。

あらためて自分への復習も兼ねて、革カバンにまつわることについて書いていこうと思っています。

 

世の革愛好者の方々も「簡単すぎるよー」とつれないこと言わずお付き合いください~というシリーズ第1弾。

 

 

 

鞣す(なめす)とは皮を革にする状態のこと

まず「鞣す(なめす)」とは、動物の皮を腐敗しないような状態に加工することです。そして「皮」から「革」へと音は同じでも意味も見た目も質も違う『革』となります。

 

 

革は布より古い服や小物の素材だった

人が服として着用するのも布より歴史が長く、残っている革製品の最古のものは古代エジプト時代のモノだとか。

しかし動物の皮は腐るだけでなく、乾燥すると硬くなったりします。そこで古代人の知恵で動物の脂や草木の汁につけたり、いぶしたりと工夫をこらして柔軟性や腐敗防止を図ってい

たようです。

 

いぶすのは、肉を食べるために焼いた火の煙で自然に皮がなめされていたことに気が付いたのだとすると、祖先のその生きるための営みが見えくるようです。

あ、焚火が見えてきた~

炎

 

タンニン鞣しとはとは植物の渋で鞣したもの

柿や栗などにもある苦い成分「渋(タンニン)」は、ポリフェノールの一種で植物にふくまれている成分で赤褐色らしいです。皮が硬くなったり腐るのに関連するタンパク質を取り除く働きをするとか。

革の鞣しではミモザがよくつかわれますが、あの黄色いボンボンからは想像できない!

そうです、花の部分ではなく

樹皮から抽出です。

ミモザ

 

 

 

 

そんな古い歴史のあるタンニン鞣しを使ってどうやって現代では鞣していくのかは、また次回のお話しとします。

 

それではまた

 

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G・Wはゆっくり革のメンテナンス

こんにちは

今週末から、いよいよGWが始まりますね!

世の中もなにかとイベントがたくさん開催され、楽しいことが目白押しです(^^♪

しかし、最近ふと自分を顧みて、消費が多くなっていることを反省しました!
やれ春がきた、新年度だ、GWだと、理由をかこつけて物欲にまみれていました(涙)

今あるものを大事にしていなかった気がします。

丁寧な暮らしがブームの昨今ですが、丁寧に暮らすというのは手間も時間もかかるもので、
気持ちに余裕がないとできないものですよね。

ということで、時間がたっぷりあるGWは、手持ちの物のメンテナンスをしてみようかと思います!

長持ちするし、愛着もまた増しますよね♬

 

こちらの、ボルサシリーズならば、乾拭きだけでも大丈夫です。

経年変化

こんな風にツヤツヤに育ってくれます(^^♪

革の手入れクリーム

 

こちらは、rusticaでオススメしている、汎用性のあるお手入れ用クリームです。

rusticaで販売している革製品には、こちらでのお手入れをお勧めしています。

さらっとして使い勝手のよい、メンテナンスクリームです。

素材やお色によっては染みになる場合もありますので、まずは目立たない場所でお試しくださいね。

お肌と同じで、乾燥しているなとかんじたら、保湿してあげてください。

何かに手をかけて育てることは、自分の生活や心を豊かにしていくような気がします。

 

GWは、ぜひゆったりとした気持ちで、日々の暮らしを見つめなおしたいものです。